ウイスキーの知識
ウイスキー / 歴史 / 一般的な製法 / 飲み方 / ウイスキーの種類 / その他 / 関連項目
ウイスキーの種類
材料による分類
モルト・ウイスキー
大麦麦芽(モルト)のみを原料とするもの。一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留する。少量生産に適合的で、伝統的な製法。もっとも、大量生産や品質の安定が難しい。
グレーン・ウイスキー
トウモロコシ、ライ麦、小麦などを主原料にするもの。連続式蒸留器による蒸留を経るため、モルトウイスキーに較べ香味に乏しく、通常はブレンデッドウイスキーに加えられ、風味を和らげる。しかし高級モルトウイスキー同様の長期熟成を行ったシングル・グレーンの最終商品も稀少ながら発売されている。
ブレンデッド・ウイスキー
モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもの。大量生産や品質の安定に適合的。
ライ・ウイスキー
主に北アメリカで生産される。ライムギ|ライ麦を主原料とする。カナダとアメリカ合衆国ではそれそれ定義が異なる。
コーン・ウイスキー
トウモロコシを原料とする。アメリカン・ウイスキーにおいて原材料の80%以上にトウモロコシを用いたものを指す。
産地による分類
産地などによって原材料や製法に違いが見られ、そのため以下のように区別される。スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキーが世界の五大ウイスキーとされる。
英国・アイルランドのウイスキー
連合4ヶ国のうち、以下のように、イングランド産のみが存在しない。
スコッチ・ウイスキー
スコットランドで造られるウイスキーをスコッチ・ウイスキーまたは単にスコッチと呼ぶ。仕込みの際に、泥炭(ピート、Peat)で麦芽を燻蒸するため、独特の香気(スモーキー・フレーバー)があるのが特徴である。
アイリッシュ・ウイスキー
アイルランドで造られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキー と呼ぶ。大麦麦芽のほか、未発芽の大麦やライムギ|ライ麦、コムギ|小麦なども原料として使用する。最大の特徴は、ピートによる燻蒸を行わないことと、単式蒸留器による蒸留回数が3回であること。これにより、一般的なスコッチウイスキーよりもまろやかな味わいに仕上がる。
ウェルシュ・ウイスキー
古くからウェールズでもウイスキーは製造されていた(ウェルシュ・ウイスキー)が、1984年に一度この歴史が途絶えた。2000年に製造が再開され、2004年3月1日に出荷された。
アメリカン・ウイスキー
アメリカ合衆国で醸造されるウイスキーの総称。地域によって差があるが、他の地域のウイスキーではあまり用いられないトウモロコシを原料として用いる特色がある。
カナディアン・ウイスキー
カナダ原産。トウモロコシを主原料とするベース・ウイスキーとライムギ|ライ麦を主原料とするフレーバリング・ウイスキーをブレンドして作るのが特徴。
ジャパニーズ・ウイスキー
1918年よりスコットランドに留学した竹鶴政孝によってスコッチ・ウイスキーの伝統的製法が持ち帰られたことが日本のウイスキー製造の端緒である。竹鶴は壽屋(現サントリー)に在籍し、1923年開設の山崎蒸溜所の初代所長となり、のちにニッカウヰスキーを創業した人物であり、両社には竹鶴の(及びスコッチの)影響が色濃く残っていると云える。当初竹鶴の目指した本格的なウイスキーは高価格に加えスコッチ直系の重厚な風味が逆に敬遠されて飲まれず、庶民が飲めるのはトリスウイスキー|トリスをはじめとした安価だがあまり質の良くないウイスキーであった(中には原酒すら入っていない粗悪品もあったようである)。一方で高級品は舶来(ジョニ黒ことジョニー・ウォーカー黒ラベルなど)が定番であった。その後、サントリー・ニッカの両社は独自の発展を遂げ、技術も向上しここ数年では国際的な品評会で高い評価を収めることが増えている。こうした評価もあいまって、後発でありながらジャパニーズ・ウイスキーは「世界の5大生産地」の一に数えられている。ただし出荷の殆どは日本国内向けであり、海外の市場からの認知を得た状況とは言い難い。1990年代以降には酒税法の改正もあり、サントリー・ニッカをはじめ日本の各社においても、積極的に高級・長期熟成ものの投入に取り組んでいる。主な製品としては、廉価ブランドでは、トリスウイスキー、サントリーレッド、ブラックニッカなど。中価格帯ブランドでは、サントリーオールド、サントリーリザーブ、ニッカオールモルト、スーパーニッカなど。高価格ブランドでは、サントリーでは山崎 (ウイスキー)|山崎、白州 (ウイスキー)|白州、響 (ウイスキー)|響、ニッカでは竹鶴 (ウイスキー)|竹鶴、余市 (ウイスキー)|余市、宮城峡 (ウイスキー)|宮城峡、鶴 (ウイスキー)|鶴などがある。また、単一銘柄で普及価格商品と長期熟成の高級価格帯とを同時展開する、キリンディスティラリー(旧キリン・シーグラム)の富士山麓シリーズなどもある。日本の主なウイスキー製造会社
主なメーカーとしては
などがある。このほか余り知られていないが、地方の小規模な酒造会社(多くは日本酒の蔵元を兼ねる)も少量ながらウイスキーを生産している。これらは「地ウイスキー」と呼ばれる。地ウイスキーのメーカーとしては以下のような例がある。
その他の産地
アイルランドで造られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキー と呼ぶ。大麦麦芽のほか、未発芽の大麦やライムギ|ライ麦、コムギ|小麦なども原料として使用する。最大の特徴は、ピートによる燻蒸を行わないことと、単式蒸留器による蒸留回数が3回であること。これにより、一般的なスコッチウイスキーよりもまろやかな味わいに仕上がる。 ウェルシュ・ウイスキー 古くからウェールズ...
